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飽和蒸気表、エンタルピー計算などのプロセス計算、地球科学に関わる同位体年代計算や化学成分計算について、扱っています。
蒸気熱水の等エンタルピー計算 (圧力基準)
ある温度条件において飽和である蒸気熱水の二相流について、飽和条件変えた時の蒸気量、熱水量の変化について計算する。
今回、飽和条件は圧力で規定するものとし、温度は蒸気表近似によって定まるものとする。
また、外界とのエネルギーのやり取りはないとする。
算出方法は、以下の計算式で実施する
\[
乾き度 X = \frac{V_g}{V_g + V_l}
\]
\[
蒸気量:V_g 熱水量:V_l
\]
\[ H = H_g \times X + H_l \times (1-X) \] \[ 流体の比エンタルピー:H \] \[ 飽和蒸気の比エンタルピー:H_g 飽和熱水の比エンタルピー:H_l \]
\[ 変化後の乾き度 X' = \frac{H-H'_l}{H'_g + H'_l} \] \[ 変化後の飽和蒸気の比エンタルピー:H'_g 変化後の飽和熱水の比エンタルピー:H'_l \]
\[ V'_g = X' \times (V_g + V_l) \] \[ V'_l = (1-X') \times (V_g + V_l) \] \[ 変化後の蒸気量:V'_g 変化後の熱水量:V'_l \]
\[ H = H_g \times X + H_l \times (1-X) \] \[ 流体の比エンタルピー:H \] \[ 飽和蒸気の比エンタルピー:H_g 飽和熱水の比エンタルピー:H_l \]
\[ 変化後の乾き度 X' = \frac{H-H'_l}{H'_g + H'_l} \] \[ 変化後の飽和蒸気の比エンタルピー:H'_g 変化後の飽和熱水の比エンタルピー:H'_l \]
\[ V'_g = X' \times (V_g + V_l) \] \[ V'_l = (1-X') \times (V_g + V_l) \] \[ 変化後の蒸気量:V'_g 変化後の熱水量:V'_l \]
結果
変化前の状態
飽和圧力
(MPaG)
飽和温度
(℃)
乾き度
(-)
蒸気量
(kg/h)
熱水量
(kg/h)
比エンタルピー
(kJ/kg)
総エンタルピー
(kJ/s)
変化後の状態
飽和圧力
(MPaG)
飽和温度
(℃)
乾き度
(-)
蒸気量
(kg/h)
熱水量
(kg/h)
比エンタルピー
(kJ/kg)
総エンタルピー
(kJ/s)