シリカスケールの溶解度
シリカスケールの溶解度を温度ごとに算出します。
シリカスケールの飽和溶解度
飽和溶解度の計算式
温度によるシリカ溶解度推定式(Robert O Fournier)
\[ \log S = - \frac{731}{T(℃) \ + \ 273.15} + \ 4.52 \]
\[ S \ [mg/kg]= 10^{\log S} \]
アモルファスモル溶解度と温度(Fournier and Marshall, 1983)
\[ \log m = -6.116 + 0.01625\ T -1.758 \times 10^{-5} \ T^{2} + 5.257 \times 10^{-9} \ T^{3} \]
\[ m:シリカモル濃度 \ (mol/kg) \]
\[ T:温度 \ (K) \]
\[ m \ = 10^{\log m} \ [mol/kg] \]
\[ SiO_2 \ = 60.1 \ [g/mol] \]
\[ S \ [mg/kg]= m \times 60.1 \ [mg/kg] \]
詳しい解説について、こちらのblogに記載があります。
温泉・地熱とシリカスケール -原因と対策、及び析出温度の推定-
使用方法
- 温度を入力します。
- 飽和溶解度を算出して、飽和溶解度をグラフに直線で表示します。
- 交点の温度以上ではシリカは溶け、交点より低い温度ではシリカは析出します。
(注意事項)シリカの溶解度は、pHや塩分などの影響を受けるため、現場状況に応じて計算値と相違があることがあります。ご承知おきください。
データ入力
計算結果
飽和溶解度
温度 0.0℃のとき、飽和溶解度はそれぞれ以下となります。
Robert O Fournierによる飽和溶解度:0.0 mg/L
Fournier and Marshall, 1983による飽和溶解度:0.0 mg/L
グラフでは、Fournier and Marshall, 1983で計算した飽和溶解度と2種類の溶解度曲線を比較しています。